JINS ASSIST

JINS ASSISTは株式会社JINSによって開発されたデジタルデバイスを操るメガネです。スマホ、PC、タブレットなどを手を使わずに頭の小さな動きで直感的に操作することができます。私たちはJINS ASSIST立ち上げ時からプロジェクトに伴走し、ユーザーヒアリングを重ねながら、コンセプト設計、プロダクトデザイン、UX/UIデザイン、ブランドデザインに至るまで一気通貫で担当いたしました。JINS ASSISTが、障害のある方をはじめ、すべての人の可能性を広げ、デジタルデバイド解消の一助になることを心より願っています。

01Concept Design

JINS ASSISTは、デジタル技術の恩恵を受けにくい人々──いわゆる「デジタルデバイド(情報格差)」の解消を目指して開発されました。きっかけとなったのは、「デバイスを使って自由にコミュニケーションをとりたい」という当事者の切実な声です。これらの声と、JINSの掲げるビジョン「Magnify Life」それぞれを念頭にプロジェクトをスタートしました。

ユーザーインタビューを重ねるなかで見えてきたのは、従来のマウス操作が困難な方にとって、本当に必要なのは「頭の動きで直感的に操作でき」「手に取りやすく」「どんなメガネにも装着できる」アクセサリ型のデバイスであるということ。私たちは、デジタルデバイスの基本的な操作を頭の動きだけで簡単かつ確実に実現できるよう、丁寧にプロダクトコンセプトをデザインしました。

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02Product Design

プロダクト開発においては、ユーザーテストを重ねながら、実際のニーズを反映した設計を追求しました。見た目の自然さ、負担の少なさ、操作のわかりやすさといった複数の観点から、「誰もが使いやすいデバイスとは何か」を丁寧に具現化していきました。

具体的には、長時間の使用でも負担を感じさせないよう、本体重量は約4gと超軽量に。無線ではなく敢えて有線にすることで、充電や無線接続の手間をなくしました。また、自分が普段使っているメガネに後付けできるよう、アタッチメントを用いてさまざまな形状のメガネに装着することを可能に。そのほか頭の小さな動きでカーソル移動やクリック、スクロールなどの直感的に操作できるように細かな調整を重ね、さらには初めての人が使い方を無理なく習熟できるように画面上のコントローラーUIやチュートリアルなど補助ソフトの体験設計まで実施しました。

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Redesigning how we interact with digital devices

03Communication Design

JINS ASSISTのコンセプトが社会に伝わり、必要としている人にきちんと届くよう、私たちはコミュニケーション全体のデザインにも取り組みました。Webデザインにおいては、プロダクトの価値や使い方が直感的に伝わるUIを構築するとともに、ECでの購入までをスムーズに導くUXを設計。訪問者が迷うことなく製品理解から購入まで進める体験を重視しました。

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